英語が話せない理由って何なんだろう…。
勉強しているつもりだけど、なかなか成果が出なくて心が折れそうになることはありませんか?
私はいくつかの考え方に感動し、それが自分の英語学習を見直すきっかけになりました。
この記事では、実際に英語を話せるようになった人たちの英語学習に対する考え方を紹介します。
ちなみに、全員国内独学で英語をマスター!
実践できているか?できていなければ何から始めるか?といったことを考えつつぜひチェックしてみてください。
人と話すのは英語力を上げてからと思っていないか?
すらすらと英語を話す姿に憧れる。
でも、「恥ずかしいし、英語がある程度できるようになってから実際に人と話すようにしよう」と心のどこかで思っていませんか?
そんなことを思っていた時にハッとさせられた一言があります。
「上達してから実際に人と話してみよう」と考えるのは、「泳げるようになってから水に入ろう」と言っているようなもの。
「泳げるようになりたいなら、まずは水に入って!」とカナダ在住の英語系Youtuber、Akaneさんは言います。
国内で英語をマスターして現在はカナダに移住。
海外在住インフルエンサーとして活躍されています。
「泳げるようになりたい」と思ったら、どうしますか?泳ぎ方の本を読んでも泳げるようにはならないですよね。まずは「水に入ること。」
英語を自分の言葉として話せる、使えるようになるようになるには、勉強(暗記)よりも、練習(実践)が大切!
引用:AK in カナダ | AK-English. 「実際に上達した英会話勉強法!【Q&A前編】」 Youtube動画より
ごく当たり前のことのはずなのに、勉強を優先して肝心の実践を後回しにしてしまっている現状を思い知らされました。
私の通うカレッジには南米や東欧などさまざまな国からの来た学生がいます。
驚いたのは、みんな文法や発音が少し違っていようが恥ずかしがらずに堂々と発言していたこと。
だから成長が速いんですね。
「正しいことが一番」「間違えたら恥ずかしい」と日本人は思いすぎなのかも。
「正しくないとかっこ悪い」というイメージを捨てることが英語上達の近道。
間違えていても、発言することで正しい言い回しを知れることもあります。
その積み重ねが差になるんですね。
英語学習が実生活とリンクしているか?
自分が実生活で出くわしたフレーズや単語は覚えようとしなくても自然に定着します。
仕事で外国人のお客さまと話したりしていると、「これは使えるな」「よく出てくるな」という単語やフレーズに、いくつも出くわします。
そういう使用頻度が高い単語やフレーズは、頑張って暗記などしなくても、自然と記憶に定着し、それだけで、スピーキングの用はほとんど足りてしまいます。
引用:English Journal Online「短期間で伸びた、僕の英語スピーキング学習法【中山哲成さんインタビュー】」
「30歳高卒タクシードライバーがゼロから英語をマスターした方法」の著者・中山哲成さんは短期間で英語をマスターした方法として、以下のようなことを挙げています。
- TOEICに出てくるような難解な単語(自分ではめったに使わない単語)は覚えない
- 自分が接客中によく使う単語やフレーズを口に出して会話練習
勉強を実生活とリンクさせることで効率的に英語をマスターされたんですね。
タクシー運転手になったことをきっかけに国内で英語の独学を開始。
「タクシー接客英語コンテスト2018」では最優秀賞を受賞、イギリス経済誌『The Economist』などにも取り上げられる。
私もアメリカに来てから、自分の興味のあることで英語を使うと定着しやすいなと感じています。
ほしいキャンプ用品をレビュー動画で見比べたり、大好きなビールのイベントについて調べたり、ホームブリューのお店で必要なものを聞いてみたり…。
小さなことを積み重ねていきたいです。
スピードを上げるための自主練は足りているか?
英語の発話力を上げるためには、スポーツと同じように瞬発力や筋肉強化を意識して泥臭く練習しないといけない!と私に気づかせてくれたのは横山カズ先生。
やってみるとわかりますが、音読のスピードを上げると口や舌に大きな負荷がかかります。
それが発話のための筋肉を強化し、英語を話すときの瞬発力を上げてくれるのです。引用:横山カズ「最強の英語独習メソッド パワー音読入門」アルク出版
横山先生は自身が通訳者として英語のスピードを上げるために実践したトレーニング法のポイントについてこう語っています。
- 同じ英文を繰り返し読み、スピードを徐々に上げていく
- 感情をこめて音読する
- 無意識に落とし込めるようになるまで繰り返す
英語講師や翻訳者としても活動されています。
著書「英語“瞬発”スピーキング」「ビジネス英語パワー音読トレーニング」ほか
ネイティブの綺麗な英語を聞いていれば自分の英語も良くなってくるのでは?という期待がどこかにあったのですが、そんなに都合が良くはありませんね。
私も速く読む音読をはじめてやってみたときには、喉の奥や舌がひどく疲れました。
こんなにすぐ疲れることに驚いたのと同時に、練習しなきゃ!という思いに。
音読の効果についてはこちらの記事もご覧ください。
3つのポイントで英語の学習法を見直す
- 「本格的に人と話してみるのは英語力をつけてから」と考えていないか?
- 自分の興味のある分野で英語を使っているか?
- スピードを意識したトレーニングはしているか?
3つのポイントをもとに英語学習を振り返ってみてはいかがでしょうか?
私はこれらの考え方に出会って自分に足りないものを痛感したので記事に残してみました。
効率的に学習を進めるために、少しでもどなたかの参考になると幸いです!
\記事内で紹介した方たちの著書/
発音を良くするコツについてはこちらの記事もご覧ください。