新型コロナウイルスによる米国初の死者が出た2020年2月29日の土曜日。
同日ワシントン州には緊急事態宣言が出され、その週末から瞬く間に買えなくなったものがありました。
日本での流行のニュースを一か月ほど見ていて、こんなにすぐに生活が変わると思っていませんでした。
品薄状態が一時的なものもありましたが、トイレットペーパーなど長い間店頭から消えたものも。
あまりのスピード感に驚いたので、品薄になったものやストックしておいて良かったものを記録しておきます。(※オレゴン州・ワシントン州の私の見たり聞いたりした限りの様子です。)
目次
ワシントン州・オレゴン州の新型コロナを巡る動き
ワシントン州・オレゴン州の新型コロナウイルス関連情報(日本語)は下記のサイトで確認できます。
米国内で初の新型コロナウイルスによる死者が州に出たと報道された日、ワシントン州に緊急事態宣言が直ちに発令。
土曜日のことでした。
同じころオレゴン州でも初の感染者が確認されており、この週末にスーパーマーケットで品薄のものが早くも出てきました。
3月8日 緊急事態宣言(オレゴン州)
3月12日 州全体の学校閉鎖を発表
州内の感染者30名
3月16日 飲食店の営業停止 持ち帰りと配達サービスのみ可能に
25名を超える人の集まりが禁止に
3月19日 アメリカ国務省が全世界の渡航情報を「渡航禁止」に
3月23日 州に外出禁止令が発動
トイレットペーパーなどが品薄に。品出しが追い付かず臨時休業する店も
Seattle Costco right now, from a friend: pic.twitter.com/tsADSJu1be
— Michael Arrington (@arrington) March 13, 2020
米国内で初の新型コロナウイルスによる死者が確認された土曜日の週末、早くもトイレットペーパーが品薄に。
このときからしばらくの間トイレットペーパーは見かけなくなりました。
New Seasons Marketなど価格帯の高めのスーパーでも、トイレットペーパーの棚は空っぽ。
(4月中旬現在では見かけるようになっています。)
その他、キッチンペーパーや消毒液もよく売れていました。
食料品はパスタやお肉、冷凍ピザ、パンなどが品薄に。
野菜や果物は十分にあったように思います。
バナナはかなり緑色のものしかありませんでしたが数は十分でした。
州内の感染者数はこの時点では数人しか確認されていませんでしたが、ワシントン州の緊急事態宣言のインパクトが大きかったのかもしれません。
特に、大量買いのためCostcoやWinco Foodsといった大型スーパーに向かう人が増えたようです。
コスコに並ぶ人の多さはブラックフライデーのときより多くなったという声も…。
Costco Seattle is a little busy today! For @reuters pic.twitter.com/UITNiSDBpM
— David Ryder (@davidmryder) March 14, 2020
大量陳列で安値が特徴のウィンコフーズはあまりの需要に品出しが追い付かず、一時臨時休業になったことも。
People at WinCo are in a panic. Shelves are picked clean of toilet paper, non-perishable foods, bottled water and other items as people stock up in light of the coronavirus outbreak. pic.twitter.com/EB78spzrCP
— Jeff Pohjola (@JeffPohjola) March 14, 2020
程なくしてAmazonでのマスクの高額出品は削除の対応が取られました。
特に買えなくて困ったものはありませんが、トイレットペーパーや缶詰・パスタなどは日ごろから多めに備えておいて良かったと感じました。
水はカートリッジ式の浄水器を使い、替えも用意しておくとしばらく買い物できなくても困りません。
アメリカの日本食スーパーではお米や冷ケースの商品がなくなった
日本食スーパーではアメリカで死者が出る前からすでに品薄の食品も。
日本でトイレットペーパー欠品騒動が起こっていた頃なので危機感を感じた日本人がすでに買いだめしていたのかもしれません。
お米は5キロで20~30ドルくらいの比較的味も良くて買いやすい価格帯の商品がごっそりなくなりました。
極端に安いものや量が少ないものは残っているものもありました。
お米はしばらく見かけませんでしたが、運よく品出ししていて購入できたことも。
見ていると全部を陳列せず、在庫を残してバックに戻していました。
買占めを防ぐために、一気に出さず時間帯を分けて品出ししていたのかもしれません。
お米のほかには冷ケースの商品が品薄に。
納豆や冷凍うどんも味が良くて買いやすい価格帯のものからなくなっていました。
備えておいて良かったもの
トイレットペーパーやキッチンペーパーが長い間買えないのは少し不安でしたが、多めに買ってあったので焦って買う必要はありませんでした。
4月中旬現在では店頭で見かけるようになっています。
冷凍のお肉、缶詰、お米、パスタなどは日ごろから多めに備えておくと安心。
飲料水は買わずカートリッジ式浄水器を使っているのも良かったです。
新型コロナ騒動をめぐる売場の様子の変化には驚きましたが、状況に焦りすぎないことが大切だなと感じました。
2週間程度買い物に行かなくても大丈夫な備えをしておくと安心です。
州内に他2名の感染者を確認
緊急事態宣言(ワシントン州)
3月2日 感染者数18名。6名が死亡
3月16日 店内での飲食禁止、娯楽施設の営業停止
3月17日 州全体の学校閉鎖を発表
州内の感染者数1012名。52名が死亡
3月19日 アメリカ国務省が全世界の渡航情報を「渡航禁止」に
3月23日 州に外出禁止令が発動
4月2日 外出禁止令を5月4日まで延長