アメリカの人ってコミュニケーション上手で表現力が豊かなイメージですよね。
子育てにどんな違いがあるのかな?と気になっていたのですが・・・
先日、アメリカのディズニーランドでそのヒントが見つけられた気がして、印象的だったので書きます。
日本とアメリカの教育スタイルの違いは?
「教育」ってどういうイメージですか?
日本では字が表している通り、「教える」という意味合いが強いですよね。
やってはいけないこと、守らなければいけないこと、問題の解き方・・・。
私はこんなイメージがぱっとうかびました。
アメリカでは?日本との違いってどんなところにあるんでしょうか?
簡単に言えるトピックではありませんが、大きな違いは
想像力と表現力を伸ばすことにありそうですよね。
先日、アメリカのディズニーランドで「アメリカの子どもたちはこんな風に育てられているのか」と心に残ったできごとがあります。
ディズニーランドで感じたアメリカの教育スタイルのヒント
アメリカのディズニーランドで子どもたちがしていたこと
カリフォルニアのディズニーランドにはキャラクターグリーティングが充実していてとっても楽しいです。
スパイダーマンやキャプテン・アメリカ、キャプテン・マーベルといったヒーローたちとも写真が撮れます。
キャプテン・マーベルは公開されたばかりでアメリカならでは!!と思い、私たちも写真の列に並んだのですが・・・
何をそんなにしゃべってるのか?みんな相当なファンなの?(まだ映画も見てないのに並んだミーハーです。)
ようやく順番が近づいたときにわかりました。
「みんなヒーローに何聞きたい?」「君たちはどんなミッション抱えてるの?マーベルが力を貸してくれるよ!」
とキャストの人が言います。
え。。
何も考えてない。。
なるほど、みんな自分のミッションを伝えてマーベルに相談したり、彼女に聞きたいことを質問していたから時間がかかっていたんですね。
(アドリブ力がない私たちは、空飛ぶミッションとかがあればいつでも私に言ってね、とマーベルに言われて終わりました。)
そうか・・・。
アメリカの子どもたちはこういう訓練をたくさんしてるんじゃないかな。と思いました。
自分もヒーローと同じ世界に入って登場人物になる。想像して、演じる。
「あなたならどういうミッションをしたい?」
「ヒーローと何を話したい?」「どんな風に力を借りたい?」
という問いに、どう表現してどう反応するか自分なりに考えてコミュニケーションをとる。
想像力と表現力が鍛えられますよね。
これって結構難しくないですか?私には衝撃的だったんです。
想像力と表現力を伸ばす問いかけ
大人たちは、子どもの想像力・表現力を引き出すために、子どもがもっと考えたくなるような問いかけをしたり、声かけをすればいいんです。
与えるというよりかは、一緒になって楽しみながら個性を引き出すイメージでしょうか。
そして、ごっこ遊びは想像力だけでなくほかにも脳を鍛える効果があると言われています。
この本に書かれているので、興味のある方は読んでみてください。
『いまの科学で「絶対にいい!」と断言できる 最高の子育てベスト55 -IQが上がり、心と体が強くなるすごい方法』
アメリカでベストセラーになった科学的データに基づいた育児本。
頭を良くし、潜在能力を引き出す子育てについて書かれています。
educateとは引き出すこと
そもそも、
educate=教える ではないんです。
educate=引き出す というのが本来の意味なんですよね。
その人の良いところ、可能性、能力を引き出すのがeducation。
大人がやるべきことは、正しさを教えることではなくて、子どもが自分の頭で考えて表現するきっかけを作り出すことです。
そして、その子の良いところを探して伸ばしてあげることです。
自由になりたいのに自由になれない
子どものころ、「これが正解・これが不正解 」「こうあるべき・これはだめ」をまじめに勉強してきたと思います。
そのせいか、「正しいか、正しくないか」の判断ばかりで、新しいことを作り出したり、自由に考えることが苦手・・・という人も多いと思うんです。
日本は多様性を認めづらい気質がありますがアメリカでは少し違うように思います。
「正しい意見や間違った意見など存在しない。何を言ってもいいし、どんな考えにも耳を傾けるべき。」ってよく言われる。
私たちも、もっと自由な発想で、肩の力を抜いて自分を楽しませながら生きていいんじゃないでしょうか。
「正しいこと」「あるべき姿」はひとまず置いておいて、自由に想像を膨らませて作った世界で自分をわくわくさせる。
自分自身も楽しんで、子どもや周囲の人の良いところ・可能性を引き出せる大人でありたいですね。