アメリカン・アイドル2020(新アメリカン・アイドル・シーズン3)の放送が今年もアメリカで始まっています。
いよいよ視聴者投票が始まったのですが、新型コロナの蔓延により今年は例年とはかなり違うスタイルに。
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トップ21のパフォーマンスと投票は一体どうなるのか?
この記事では、新型コロナ蔓延後、再編集で放送されていたエピソードを除いて初の放送となった4月26日の放送の様子をお伝えします。
新型コロナ感染拡大で参加者はハリウッドから自宅へ
前年通り、地方予選とハリウッドウィーク、ハワイラウンドを経てトップ20が決定。(正確には今年は21人。)
本来なら、いよいよハリウッドで観客が入ったステージと視聴者投票が始まる!という頃でした。
COVID-19が米国内に蔓延し、参加者たちは自宅に帰されることに。
ハワイラウンドの放送後は、予選の様子から再編集したエピソードが数回にわたって放送されることになりました。
しかし、打ち切りではなく、今年は新たな技術を使ってショーが行われることが発表されていました。
そして4月26日の放送で遂にトップ20によるパフォーマンスと視聴者投票が始まりました!
湖の見えるテラスやガレージが舞台…トップ20の自宅からのパフォーマンス
出典;toofab.”American Idol 5th Judge: Top 20 Performs from Home, Katy Perry Judges in Hand Sanitizer Costume“
参加者たちは支給されたiPhoneを使って自らを撮影。
カメラは複数あったようで正面、足元から、横からなど映像が切り替わっていました。
もちろん演奏のバンドとシンガーもいて、遠隔で参加します。
司会のライアン・シークレスト、ジャッジのライオネル・リッチー、ケイティ・ペリー、ルーク・ブライアンも自宅から中継をつなぎます。
なんと、ケイティは手洗い用消毒剤のコスチュームで登場。
リモートでの放送となってもしっかり楽しませてくれるケイティ。素敵ですね!
自宅の舞台はリビング・ガレージ・庭・テラスなどさまざま。
ライトやキャンドルで飾り付けたり、送風機で風を送ったりと工夫されています。
例年のように観客の入ったきらびやかで大きなステージとは違い、活気あふれるライブ感はありませんが、個性あふれるパフォーマンスが楽しめます。
ピンクのライティングで自宅を素敵にしたマケーラ・フィリップス
ピンクのライティングとバラやキャンドルで装飾した自宅をステージにしたマケーラ。
バックバンドの演奏にあわせて自信溢れるパフォーマンスを披露しました。
アメリカンアイドルへの参加は2年前に続いて2度目ですが、まだ17歳。
パワフルな歌声で注目の参加者です。
完璧な雰囲気。ワールドクラスと称賛されたディロン・ジェームス
木の小屋をバックにした屋外でのアコースティックステージを披露したディロン。
ステージの美しさ、ルックス、繊細な歌声で見事な雰囲気を作り上げました。
自宅でのパフォーマンスというディスアドバンテージを全く感じさせません。
ライオネルは「ワールドクラスのパフォーマンス」と絶賛!
景色は最高!湖の見えるテラスで歌うローレン・スペンサー・スミス
カナダ・バンクーバー出身のローレンは美しい湖と山々の景色をバックにステージを作りました。
ダイナミックな歌声でジャッジや視聴者を魅了します。
堂々たるパフォーマンスですが、ローレンはまだ16歳。注目の高校生参加者です。
寝室で見事なムードを作り上げたルイス・ナイト
今回、一番ステージのムードを作り上げたのはルイスではないでしょうか?
彼は寝室を見事なステージにしてしまいました。
青いライトで切なく美しいムードが出ていて、曲の雰囲気にもとても合っています。
自宅からの放送とは思えないほど素晴らしい、ルイスのアーティスティックな魅力が伝わるステージでした。
ライトアップされたテラスで才能を見せつけたアーサー・ガン
アーサーはテラスを装飾したステージで歌いました。
ジャッジの前での最初のオーディションのときに目を開けて歌うようアドバイスを受けていたのですが、今回も「観客が目の前にいると思ってカメラを見て」をケイティに指摘されていました。
オーディエンスがいないので、自らを奮い立たせたり魅せ方を考えたりするのが難しくなってくる部分はありますね。
しかしながら、ジャッジたちは彼の力強いボーカルと才能を称賛しています。
NYに戻らずLAに留まることを決めたジャスト・サム
米国内でも新型コロナの影響が一際深刻なニューヨークからの参加者サム。
アメリカンアイドルに参加するまではニューヨークの地下鉄で歌を歌って生計を立てていました。
今回、ニューヨークには戻らずロスに留まることにしたそう。
人生を変えるチャンスを何としてもつかむんだという思いとそのプレッシャーの大きさは人一倍。
予選では精神的に押しつぶされそうで心配な姿を見せつつも、毎回ステージでは完璧なパフォーマンスを見せて勝ち上がってきました。
今回の放送でもジャッジからの温かい言葉に涙する場面が。
派手な装飾なし。アーティスト性の高さで魅了するジョニー・ウェスト
派手なステージでなくともジョニーの魅力は存分に伝わってきます。
カリフォルニアからの参加者ジョニーは中でもアーティスト性が抜きん出ているシンガーの一人。
上品で柔らかな雰囲気をまとっています。
自宅の舞台は特に装飾されたものではありませんが、純粋にその美しい歌声で静かに見る者を魅了します!
自宅からの放送から投票へ。トップ10が決まる
観客の入ったステージが見たいのはもちろんですが、大変な状況の中でも音楽で癒しを感じられるのはありがたいこと。
参加者もジャッジもリモートでの放送ですが、離れている中でもつながりを感じられる素敵な放送でした。
家族もすぐそばにいるので、子どもが踊っている姿が少し映ったりするのを見て温かな気持ちになります。
そして、21人の参加者は投票を経てここから一気にトップ10までしぼられます!
例年と違う放送スタイルはそれぞれの参加者にどう影響してくるでしょうか。